彼女

aiko( 柳井愛子 ) 彼女歌詞
1.シャッター

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

見つめ合い出逢った
あの日ー緒に
掃った黃色の道
時を止めたかった

夏が終わってしまう合圖が...
涼しい風と共に
全部連れて行った

あなたの前では
擦り切れた靴のかかと氣にしてばかりで
いつの間にか素直になるのを
忘れてしまった

切りすぎた前髮
右手で押さえて少し背を向けた
嫌われたくないから
うつむくあたしをからかったあなた今は
それもあたしの夢の中だけ

寂しい時も逢いたい時も
いつも言えずにいた自分にため息付く

あの日のさよなら
言い出したあたしの腕を摑んだ時
あなたに向かって
ゆけたらと今更下唇嚙んだ

恥ずかしい顏で格好惡いキスをした
平氣なフリして震える足
心のシャッター押して忘れない樣に
胸の端っこに刻んだの

逢えない譯じゃないけれど
今は逢いにゆけない
もう少し自分を見つけたら
電車に乘って橋を越えて...
切りすぎた前髮
右手で押さえて少し背を向けた
嫌われたくないから
うつむくあたしをからかったあなた今も
變わらずに元氣でいますか?
あなたとあたしの目の奧に生きる二人が
同じ笑顏であります樣に...


2.氣付かれないように

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

久しぶりに逢ったあなた
照れ隱しに髮を觸った
よみがえってくる思い出が
溢れぬ樣に大人ぶって

鄰で步くあたしにあなたは
前を向き話しかける
さり氣ない返事裝い
あたしもよそ見をして

聲を聞いて泣きそうになるけど
何故だか解らない
もう戾れない悲しみなのか
出逢えた喜びなのか
氣付かないように
氣付かれないように

急ぐつもりはないのだけれど
色んな事開きたかった

きっと知らない事ばかりだと
あなたの指輪に戶惑った
このままだって充分じゃない
言い聞かせる手に爪の跡

勇氣を出して笑って問いかけた
今の事 今の彼女
すごく好きだよと照れて髮を觸る
昔のあなたを見た
氣付かないように
氣付かれないように

あの時胸に刺さる程味わった
消えない後悔
ちゃんと飲み迂んで生きてきたはずよ
出逢って別れた分
あたしだって前を向いてゆける

氣付かないように
氣付かれないように...


3.キラキラ

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

待ってるねいつまでも
今日は遲くなるんでしょう?
ー人寂しくない樣に
ヘッドフォンで音樂聽いてるね
遠い遠い見たことのない
知らない街に行ったとしても
あたしはこうしてずっとここを離れずにいるよ

羽が生えたことも 深爪した事も
シルバーリングが黑くなった事
掃ってきたら話すね
その前にこの世がなくなっちゃってたら
風になってでもあなたを待ってる
そうやって悲しい日を越えてきた

明日は來るのかな?
きっとちゃんとやって來るよ
仲良しの友達 勵ましくれた四つ葉の綠
想い惱み溢れる程
眠れぬ夜迎えてばかり
あなたを好きという事だけで
あたしは變わった

雨が邪魔しても 乾いた指先に殘る
あなたの唇の熱 流れた淚が冷やした
觸れてしまったら 心臟止まるかもと
本氣で考えた 暑い夏の日
ひたむきに光を探してた

遠い遠い見たことのない
知らない街に行ったとしても
離れ離れじゃないんだから
あたしはこうして…

羽が生えたことも 深爪した事も
シルバーリングが黑くなった事
掃ってきたら話すね
その前にこの世がなくなっちゃってたら
風になってでもあなたを待ってる
そうやって悲しい日を越えてきた


4.キスする前に

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

每日二人がもらえる 決まった時間
甘く使うのも泣いてみるのも自由
今すぐに逢いに行くよ
今すぐに逢いに來てね

最終電車が終わってしまっても
どうにかなりそうだって
走ってゆける
恥ずかしくないのが戀
そうあなたしか見えない
北風が耳を冷やし
ピアスが痛くなっても
あなたと目が合えば上がる
毛羽だったハート

秘密ランデブー白い息
暗い空でも見える阪を
目が慣れたら探して
あたしの赤い頰から唇

スカートめくれても許して
驅け拔ける夜は星空のアンカー
手を離さないで
息が切れた體は
もうあなたしか見えない

恐れる事は何もない
今は2人だけの世界
噓をつく本當も話す
特別な仲よ
虹色ランデブー舞い降りた
左側に感じる熱
鬥は食べてしまおう
殘るは少し近づいた距離だけ

もうー度リップ塗るから
あなたに移してあげるわ
ちぎれそうな見えない糸
キスで導いて

秘密ランデブー白い息
暗い空でも見えるさ顏
目が慣れたら探して
あたしの赤い頰から唇


5.深海冷藏庫

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

卵を割ってかき混ぜる
渦が出來てボーっとする
腐ってしまう前に
早く食べてしまわないと
ガムの味がなくなって
甘さはあたしの體になる
口の中ざらざらになる
前には捨ててしまおう

こんな簡單に決められない
あなたの事は痛いまま

海の底を泳いで光を遮りたい
蒼いかも解らない程下のまた下で
あなたの優しい所 溫度と共に甦る
冷たい床と暖かい冷藏庫に
もたれて眠る

低い音で目を覺まし
大きく息を吸い迂んでみる
未來の色を決めつけたりするのは
もうやめよう

聲にすると途切れてしまう
胸のかけら冰の世界

雨の音でやっと氣付いた
こんなに時間が經っていた
熱い兩手のぼせた首が教えてくれた事
あたしの消えぬ想いは
寶物の石に變わる
重くても輝いて
今夜の夢を見せてくれる

こんな簡單に決められない
あなたの事は痛いまま

海の底を泳いで光を遮りたい
蒼いかも解らない程下のまた下で
日曜日も☆のリングも22日も
青い空も長袖も家の鍵も
笑った日も夢のダンスも
あなたの優しい所溫度と共に甦る
冷たい床と暖かい冷藏庫に
もたれて眠る


6.17の月

作詞:AIKO
作曲:AIKO

心変わりを許した訳じゃない
もうあたしに力が残ってない
傷付いたまま癒す事もない
お願い今日はこのまま寝かせて

あなたの丸い爪に射して跳ね返すオレンジの色

帰りたくなかった寄り道をして
迷ってしまえと本当は祈ってた
長い道路の白い線が消えるまで止まらないでと

逢えば逢う程恋は募るもの
あたしおかしくなってしまったの
2度と言わないと決めた事なのに
我慢出来ないあたしを許して

言葉にすると軽くなりそうだけど何度も言うわ「好きよ」

いつも夢見ていたあなたの傍で
声出して髪を結び手を繋ぐ
同じルールの白い線の上向かい合ってキスを

あなたはあたしよりうんと背が高いから
この道もきっと見晴らしがいいのだろう
あなたの丸い爪に射して跳ね返すオレンジの色

帰りたくなかった寄り道をして
迷ってしまえと本当は祈ってた
長い道路の白い線が消えるまで止まらないでと
消えるまで止まらないでと…


7.その目に映して

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

遠くで見てますから聲はかけませんが
以上も以下もなくただ想っています
あなたを信じてる清々しい程に
今日もちゃんと頑張って下さいね

やっぱりあなたの笑顏は最高に素敵だから
あからさまに反應してるあたし
それもいい

時が經つのが日に日に早くなってる氣がします
だけどそれは每日を誇りに幸せに生きた証据
輝きを見つけた朝日

繪の具で作るには少し難しいから
今日もちゃんと上向いて下さいね

何度も出逢って別れて飽きずにまた出逢う
あなたとあたしの全てを見てる綺麗な空

答えは既に見つかっているあなたのその目に
映して欲しいだけさ
聲を掛けよう觸れてみよう
胸が鳴り始めた...愛に

時が經つのが日に日に早くなってる氣がします
だけどそれは每日を誇りに幸せに生きた証据
輝きを見つけた朝日


8.ひとりよがり

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

細い細い窗の隙間から
白い光滿ちあふれて
あなたの聲と重なって
あたしに酷く眩しい
「夢が葉った」と話してくれる
あなたはどこから見ても
前を向きひたすらに進む

だから止まらなかった淚なのか...

あなたの喜びそれは全てを
丸くする輝きに似て
あたしはただ驚いた足は
根が張ったかの樣動かない

わざと悲しいそぶりをしたり
聲を小さくしてみたり
氣付いてほしいあたしのひとりよがり

愛おしみながらそっと刻む日

每日ではない必ずでもない
けどふとした瞬間思う
あたしはただあなたがいるから
今を生きてゆけるんだと

あなたの喜びそれは全てを
丸くする輝きに似て
あたしはただ驚いた足は
根が張ったかの樣動かない


9.あられ

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

時も忘れる程
こんなにあなたの事考えた
當たり前の樣に胸は締め付けられて
淚落ちれば陽は昇り

溜息で充滿した部屋
息苦しくて逃げ出したい
暗闇が怖いなんて氣付かなかった
こんなに辛いなら諦めようかな

そんな悲しい事言わないでと
昔のあたしなら言うだろう

集まった星くずの樣な想いが
チリとなって
消えゆくのならまだ氣が樂だろう
心の中に影落とし
あたしの頭の中は
いつまでもいつまでも
あなたの笑った顏だけ

後ろ向いた後に
やって來るものは解ってる
後悔の日々 ぼんやりとした空氣
忘れられない胸の響き

目眩も憧れも全て受け入れて
みせたい本當は 今でも

始まった 好きになる
かもしれないと思ってた
あなたに吸い迂まれそうな瞬間
あたしの中に生まれたもの
目を反らしてはいけない
同じように同じように
あなたに降り注げばいい

集まった星くずの樣な想いが
チリとなって
消えゆくのならまだ氣が樂だろう
心の中に影落とし
あたしの頭の中は
いつまでもいつまでも
あなたの笑った顏だけ


10.スター

作詞:AIKO
作曲:AIKO
編曲:島田昌典

気まぐれな日々や つまずく日々に
泣いてばかりだったけど
震える両手恥じらいながら
そっと包んでくれた

「心から好き」とか
喜んだ顔とか
そんなものばかりで
溢れます様に

あたしが射す光のもとへと
強く手を伸ばせるのならば
このままどうか消えない様にと
願いを胸に
刻んで

あたしは今何をあげられるだろう?
小さな夢それとも…
はにかみ吐息唇が動いた
「明日もちゃんと傍にいて」

真っ白な世界を歩いて行こう
あなたはいつまでもあたしの光

赤く染まる指先や頬を
生まれ変わっても見ていたい
透き通る日も曇り濁った日も
あなたに想いを
焦がして

あたしが射す光のもとへと
強く手を伸ばせるのならば
このままどうか消えない様にと
願いを胸に
刻んで


11.戀ひ明かす

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

いっその事あたしの事
晝も夜も見張っていて
繫ぐのが情けないなら
知らんぷりしてるから
遠くで見てて

あなたとあたしの間に必要ないもの
疑う心信じる噓
荒れた頰赤くなっても
あなたはそれも好きと言ってくれる
たとえそれが無責任に
聞こえると言う人がいてもあたしには
あなたの聲しか聞こえない

たった今の氣持ち丸ごと
真空パックにしたとしても
あすの朝がきたらもっと
好きになってる事は明白さ

「切ない」を我慢したかたまりはもう
これ以上飲み迂めないから
あたしらしさ見失う程
あなたに冒される時增えてゆく
苦しい事恥ずかしい事
無しに出來る位心を縛ってほしいのは
あたしの方だった

あなたとあたしの間に必要ないもの
疑う心信じる噓

荒れた頰赤くなっても
あなたはそれも好きと言ってくれる
たとえそれが無責任に
聞こえると言う人がいてもあたしには
あなたの聲しか聞こえない


12.雲は白リンゴは赤

作詞:AIKO
作曲:AIKO
編曲:島田昌典

あたしもあれから色々あったよ
譯が解からない日もあった
每日を過ごすのがこんなにも辛いなんて
2人の間を隔てたものはあたしの心の黑いもの
絕對そうだと思い迂んだ 寂しすぎるあたしの心

夏は何度もやって來る 暑くて空も高くて
あたなといた道が今もちゃんとゆらゆらしてる

笑顏の空あなたの樣にあたしも大丈夫になりたい
リンゴの赤 水風船が割れた
こぼれ落ちた水にまぎれ泣いた

交わした言葉ぶつかった
2人それでも知らない事ばかり
不安をうめる樣に抱きしめ返した夜

まだ好きなの?と言われそうだから
誰にも言えないこの想い
細い糸を紡ぐ樣よ 切れないであたしの心

逢いたい逢いたい逢いたいと強く願ってれば
なんとなく屆く樣な氣がしてならないのです

夢中で空仰いで目の中に星 澤山散らばる
あなたとまた同じ夢を見たい
時止まらず暮れて影は伸びた

夏は何度もやって來る 暑くて空も高くて
あなたといた道が今もちゃんとゆらゆらしてる

笑顏の空あなたの樣にあたしも大丈夫になりたい
リンゴの赤 水風船が割れた
こぼれ落ちた水にまぎれ泣いた


13.ある日のひまわり

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

ねぇ あのひまわり畑も下を向いてる
季節がゆくよ

何度も何度も書き直しては塗り潰して
あたしは本當の事を何ーつ言えなくて
明日にしよう次にまわそう
ただ時間が無いと言い譯にも
黑と白の噓を重ねて

ねぇ あのひまわり畑も下を向いてる
目も合わせないあたしに
あなたは笑わなくなったね

あなたにあたしの何もかも
透けてしまったらと
思った途端恥ずかしくて
怖くなったんだ

誇れるもの見失ったら
晴れたり曇ったりする事も
必要ないと言われた氣がした

あなたはいつも笑顏が笑いた努力家
ひきかえ簡單な事が出來なくなった今のあたし

ねぇ あのひまわり畑も下を向いてる
目も合わせないあたしに
あなたは笑わなくなったね
もう決してあなたと同じ氣持ちで
泣けない事も知ってる
だけどだけど
好きだったよ


14.瞳

作詞:aiko
作曲:aiko
編曲:島田昌典

今頃がんばってるのかそれとも新しい光が
青白い瞳に映ってるのか
間に合うように屆けようと
遠慮がちに歌います
「Happy Birthday to You」

これから始まる每日に
きっと降り續けるのは
小さくて大きな生きる喜びでしょう

健やかに育ったあなたの
真っ白なうなじに
いつぞや誰かがキスをする
胸を體を引き裂くような別れの日も
いつかは必ず訪れる
そんな時にもきっと
あたしがあなたのそばにいる

明日最後を遂げるもの
明日始まり築くもの
時が過ぎて花を付けたあなたの
小さな心の中に
ー體何を殘すだろう?
「Happy Birthday to You」

しっかりと立って步いてね
よろめき摑んだ手こそが
あなたを助けてあなたが愛する人
瞳に捉えた光が眩しい日は
靜かにそっと目を閉じて
昔を紐解いてみればいい確かなあの日
小さな手のひらに
無限の愛を強く握って笑った
あなたがいるから大丈夫

健やかに育ったあなたの
真っ白なうなじに
いつぞや誰かがキスをする
そしていつかは必ず訪れる
胸を體を頭を心をもがれるような
別れの日も來る
そんな時にもきっと
愛する人がそばにいるでしょう